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主計ブログ

フリーゲーム『CardWirth』の自作シナリオを公開しています

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ヒバリ村の救出劇


村人 「妖魔に攫われた幼子を救い出して欲しいのです」
筋肉 「いいだろう。居合わせたのも何かの縁だ」

依頼を二つ返事で引き受けた4人は、
村長の先導で月明かりに照らされた小道を行き
妖魔が住み着いているという廃坑の入り口に着いた。



もやし「・・・・?」

いかなるわけか、坑道のあちこちに転がる妖魔の死骸。
おおかた内輪もめだろうと、さして気にもとめず4人は
攫われた幼子の姿を求め 一路廃坑の奥へと進んで行った。


筋肉 「たった3匹か、くたばれ!」
妖魔 「ギョエーッ!」

食料庫に立てこもっていた数匹のゴブリンを囲んで叩き殺し
付近を捜索すると、大きな壷の中に攫われた幼子を発見した。
見たところ怪我もなく無事のようである。

もやし「もう心配ないぞ、村に帰ろう」
幼子 「はい」

気丈な娘の手を引き、廃坑の出口へ向かう。

だが、出口まであと数歩というところで、のそりと巨大な影が差しかかり
4人と1人の行く手を遮った。






優等生「・・・げえっ、トロール!」


巌のような巨人は殺気を漲らせ、
妖魔の血に濡れた棍棒を握り締めている。

その場に居た全員が瞬時に「とても勝てる相手ではない」と悟った。

もやし「・・・!!」

刹那の逡巡が生死を分ける。

次の瞬間、4人は身を翻して 脱兎の如くトロールの脇をすり抜けてゆく。
背後に悲鳴!ただひとりその場に取り残された幼子が恐怖に泣き喚く。
だが今や救助対象は トロールの注意を引きつけるデコイでしかない!
もやし達は決して振り向くことなくその場を逃れ去った。






あれからどこをどう走ったのか、4人は森を抜けた所でへたりこんだ。
背後に追いすがるトロールの姿はない。


優等生 「生き残りましたね」
もやし 「そうだな」


つい先ほどまで死地にいたせいだろうか。
なにげない田舎の風景の一々が輝いて見える。
同時にそれは胸中の疼きとなって未熟な冒険者を責め苛み続けた。






今回のシナリオは伊礼さんの「ヒバリ村の救出劇」です。
低レベルで遭遇する強敵もの・退治ものとしては前回の「優位なもの」と並び
現時点でひとつの到達点というべきシナリオだと思います。

個人的には、壷の中に生き残りのゴブリンを見つけてしまうシーンが最高でした。
いかに子連れで哀愁を漂わされても妖魔の命乞いに対しては「慈悲はない!」
というのがわが冒険者の流儀なのですが・・・

確実に目が合った後に壷の奥に頭を引っ込める、という生死の境で滑稽さを
演出されるとさすがに殺しづらいのが人情。窮地のゴブリンを見逃すかどうか
というのは定番のイベントですが、全体的に殺伐とした中でゴブリンのキャラの
利いたユーモアがいいアクセントになっていました。

言うのは簡単なんですけど、なかなかこうはやれないんですよね。












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優位なもの


4人組は「行方不明になった村人捜索の依頼」を受け
土臭い荷馬車に揺られ続けて6日目にして
ようやく依頼主の村に到着した。

もやし    「田舎だ」
優等生    「田舎ね」
老いぼれ  「田舎じゃな」
筋肉     「クソ田舎だ」

が、来てしまった以上手ぶらで帰るわけにもいかない。


案内人と共に森に出て、姿を消した5人を捜索すること半日。
4人組は地べたの一隅に巨大な足跡を見つけた。
・・・常識外れに、でかい。

ろくな経験も知識も備えぬ冒険者とは名ばかりの4人にも、
その足跡がオーガのものであると容易に推察がついた。

筋肉     「オーガとは相手が悪すぎるようだが」
もやし    「とにかく住処を突き止めよう」

足跡を追ってゆくことしばし。
4人はついに県境の峠に、住処と思しき洞窟を発見した。





 

(審議中・・・)

もやし    「俺達には先手を取れる優位がある」
優等生    「罠を仕掛けて始末しましょう」
老いぼれ  「それでも手に負えなければ逃げればいい」
筋肉     「2人やられた時点で逃げだ。後はどうなろうと知ったことか」


話はまとまった。
4人は村に舞い戻ると、一人暮らしの老婆を蹴転がして油壺を奪い取り、
息子を亡くした爺様からガラクタ同然の槍を押し付けられ、それら荷物と
薪の山を背にひっ担ぎ大汗をかいて、再び元の食人鬼の洞窟の前に立った。





オーガ   「グワーッ!」

4人が仕掛けた罠は面白いように効果を発揮した。

煙に燻されて洞窟の奥から姿を現した食人鬼は、火の点いた油壺を
まともに喰らって火達磨になり、しかし丸太のような腕を振り回して
容易に討ち手を寄せ付けず 大荒れに荒れて手がつけられない。

呆然と立ち尽くしていると、低いしゃがれ声がもやしを呼んだ。

老いぼれ 「その槍を貸せ」
もやし   「あ、ああ」

老いぼれは粗末な槍を手に取ると、瀕死のオーガの胸を踏み
エイとばかりに鋳物の穂先を口の中に突き込んだ。

オーガ   「グゲエーーーッ!!」

血飛沫と吐しゃ物が老いぼれを濡らし
耳を覆わんばかりの断末魔の声が県境の峠に響き渡った。



その後、4人は主なき後の洞窟を捜索したが、
ついに行方知れずの村人の姿を見出すことはかなわず
わずかに 9つの遺骨を見つけるに留まった。












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ゴブリンの洞窟


リューン郊外にある平凡亭。
親しみやすい名の酒場ながら、堅気の者は近寄ろうともしない。
ここは 冒険者を自称する半端者たちの吹き溜まりなのだ。

もやし   「ゴブリン退治か。楽勝だな」
優等生   「最弱の怪物ね」
老いぼれ 「小遣い稼ぎにはなるか」
筋肉    「・・・・」

ありふれたゴブリン退治の依頼を受けて、
チームを組んだばかりの冒険者4人組は
意気揚々と近郊の森へと向かったのだった。


ゴブリンの巣穴に潜った冒険者たちは、
その深部で妖魔の群れと相対した。

早々に先手を打って放たれた「眠りの雲」に襲われ、
4人組は抵抗することもできず、泥人形のように倒された。






ドカッ! バキッ! ゴッ! ドガッ!


筋肉    「・・・!?」

頭部に激しい衝撃をうけて、筋肉の意識が覚醒した。

馬乗りになった妖魔を跳ね除けて起き上がり、周りを見ると、
仲間は囲まれて棒で殴られ、既に半死半生のありさまだった。

筋肉    「おい、生きてるのか」
老いぼれ  「どうにかな」

返事をできたのは、老いぼれただ一人だった。


どうにか妖魔を始末した筋肉と老いぼれは
気絶した2人を見てため息をついた。

老いぼれ  「仕方ない。俺が優等生を担いでいこう」
筋肉    「となると、俺はこっちか…」


担ぎ上げたもやしの体はやけに重たく、
よほど 巣で拾った邪魔な杖 を捨てていこうかとも思ったが
結局、筋肉は 杖ももやしも捨てることなく宿へと帰還したのだった。



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リプレイはじめました


 冒険者の場合、レベル1~3と言えば、まだ駆け出しというべきですが、この世界で冒険者を名乗る者の7割近くはこのレベルです。大半の者は一人前と呼ばれる前に無謀な冒険を繰り返し、その中で命を落としてしまう事でしょう。

GROUP ASK WEBSIGTE  キャラクターの冒険者レベルについて より


本当にそうなのか。
というわけで、リプレイでさっくり検証してみることに。
テーマと縛りは以下の通り。

一つ、登場人物は全員標準型の凡夫!

一つ、レベル4の一人前になった時点で終了。

一つ、全滅したら終了。

一つ、リプレイを書くのに使う時間は5分まで。





君らは、生き残ることができるか。



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ドゥカーバンクの魔女 テスト版公開

シナリオ名   ドゥカーバンクの魔女
対象レベル   3~6
シナリオ形式  短編シナリオ
所要時間     15分程度
プレイ要件    2人以上のPC

中レベル向け魔女退治シナリオです。
マルチエンド対応。

テスト版公開中につき、
バグ・誤字脱字・その他、ご意見 ご感想等ございましたら
ぜひご連絡下さい。よろしくお願い致します。

テスト版1.2  (申し訳ございません。現在調整中です)

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