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主計ブログ

フリーゲーム『CardWirth』の自作シナリオを公開しています

カードワースまんが② もめごと


 


 
  
 

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カードワースまんが① 冒険者の宿24時






※注意 あくまでイメージです

わら半紙に描いたものを携帯で撮影してその画像を下敷きにマウスでコロコロ描きました。
まんがを描くのは初めての経験なので出来ばえは「残念」の一言です。
というかペンタブ欲しいです。切に。

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読書の秋


ロビンソン漂流記読了。

無人島に漂着した英国人が聖書一冊を心の支えに畑を耕したり山羊を飼いながらしぶとく生き抜き
ついには神の恩寵を得て生還を果たすという、広く一般常識レベルに世に知られた古典物語である。

冒険シナリオの参考てがら面白く読んだのだけれど終盤からバトルシーンがやたらに多い。
その内容がまたいくらなんでも破天荒で、つい色々勘ぐりたくなってしまう。


デフォー  「社会から隔絶された人間が孤独と戦いながら神の摂理を信じて希望をつなぐ物語です」
編集部員 「すばらしい」
デフォー  「はっきり言って自信作です」
編集部員 「でもラストちょっと地味ですね。ただ救助されて終わりって」
デフォー  「まぁいわば悔悛と救済の物語ですから」
編集部員 「ここは海賊との大バトルにしましょう」
デフォー  「えっ」
編集部員 「その方が絶対売れますよ」
デフォー  「もうそれでいいです」
編集部員 「タイトルも地味ですね、『文明から切り離された孤島で~神と私の対話~』ではちょっと」
デフォー  「そんなこと言われても…」
編集部員 「『自分以外の全員が犠牲になった難破で岸辺に投げ出され、アメリカの浜辺オルーノクという大河の
       河口近くの無人島で28年もたった一人で暮らし、最後には奇跡的に海賊船に助けられたヨーク出身の
       船乗りロビンソン・クルーソーの生涯と不思議で驚きに満ちた冒険についての記述 』 にしましょう」
デフォー  「もう好きにしてください」
編集部員 「当たったら続編もやりましょうね」
デフォー  「」

 

歴史に埋もれたこんなやりとりがあったのではなかろうか・・・

 

 


 

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梅雨とオーガ


もやし    「あいつ・・・デカいな」
筋肉     「強そうだ」

冒険者たちは顔にたかる羽虫を手で追いながら気弱に呟いた。

視線の先には身長3メートルはあろうかという食人鬼の巨躯がある。
茂みに潜む冒険者に気付きもせずのんきに昼寝を決め込んではいるものの、
時おりピクリ、ピクリと周囲の気配に敏感に反応し生来の警戒心の高さをうかがわせる。

筋肉     「やっぱりやめとくか」
 老いぼれ  「・・・・」
 
オーガ退治の依頼を受けたのはいいが、
土壇場で踏ん切りのつかない冒険者たちは情けない顔を見合わせていた。
それでいて引き上げる決断もしかね、ぐずぐずとその場で時を浪費し続けている。

 


優等生    「・・・雨」

ふいに冒険者たちの上に雨粒が落ちてきた。
そしてそれがもやしたちを一挙に行動に踏み切らせた。

もやし    「やるなら今だな」
筋肉     「ああ」

冒険者たちは降りしきる雨音に紛れて忍び寄ると
思い切って無防備なオーガの背に刃を突き立てた。



オーガ   「グワアアアアアアアアアアアアアアアアアッツ!?」


必殺を期した一撃は、しかし
オーガの厚く盛り上がった筋肉に阻まれ浅手に留まる。

筋肉     「畜生ッ!」
 老いぼれ  「もとより一撃で仕留められる相手ではない!4人がかりでやるぞ」

怒号と悲鳴が交錯し、泥と飛沫と血が飛び交った。
さらに数太刀浴びてもなお巨漢の食人鬼は揺らがない。
腸を震わせる絶叫とともに拳骨を振り回しては未熟な討ち手を怯えさせる。

筋肉     「こいつ、斬っても突いても全然こたえねぇぞ!」

狂乱のただなかにある筋肉の罵声が、逆に老いぼれを冷静にさせた。
雑魚ならばいざしらず、体力の塊のようなオーガ相手には強力な一撃で一挙に戦闘力を奪わねばだめだ。
そしてふと己の手札に「居合切り」の技のあることに今さらのように気付いた。
 
老いぼれ  「イヤーッ!」

裂帛の気合とともに繰り出された刃は
嘘のように容易に食人鬼の横腹を切り裂いた。

オーガ   「グ、グワーーーッ!!」

こぼれたはらわたを引きずるその足をもやしが斬り、
さらに崩れたところを筋肉が駆け寄ってすかさず止めを刺した。



もやし    「いやぁ俺たちもまんざらでもないな」
優等生    「立派なものですよ」
筋肉     「一人前の仕事さ」


芯まで染み入るような雨に打たれながらの帰路ではあったが、
首尾よく強敵を仕留めおおせた冒険者たちは興奮冷めやらず意気軒昂としていた。
 
老いぼれ  「ああ、そうだな」

仲間にそう応えつつ、命のやり取りのさなかで己が一抹の冷静さを保ち得たことに
老いぼれはひとり満足していた。

 

 

今回のシナリオはハーバーさんの「梅雨とオーガ」です。
タイトルは今一つピンとこなかったのですがいざプレイしてみると情景描写がとても丁寧かつ
印象としては必要最小限にして濃厚といった感じで、物凄く好みのタイプのシナリオでした。

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「逃げる」のリアリティ

 

実戦では不利になったら敵は逃げる。お前達も不利なら逃げる。
勝てない戦いで戦って死んでも無駄なだけだ。
それよりは撤退して次の戦いに備えろ…ってわけだな。幻獣もバカじゃないわけだ。
コンピュータゲームのように、全滅するまで戦う敵も味方も居ないわけだ。
ま、消化不良の感じがするが、これが現実だな。

高機動幻想ガンパレードマーチ ~本田節子教官の授業より

 

これは2000年頃に出たPSゲームの劇中に出てくる台詞ですが
事実、戦闘シーンでは敵も味方も全滅するまで戦うこともなく
形勢不利になればとっととケツを捲って早々に逃げを打ちます。

この機微が、ともすれば無味乾燥に陥りがちな戦闘システムに戦機と潮目を作り、
ひいては並々ならぬリアリティをプレイヤーに提供することに成功しているわけです。


ところでさすがというべきか、
カードワースの教本的なシナリオ「ゴブリンの洞窟」においても
臆病なコボルトが逃げるという形で敵方の逃亡を表現しています。

教本に載っているということはそれすなわち基本的テクニックということです。
よってこれを応用し、単に逃げるに留まらず決定的不利を悟った敵がどう出るのか、
ほんの小さじ一杯のリアリティを工夫すると、敵を倒しておしまいなサツバツとした
シナリオにも思わぬ味わいが出ます。たぶん出ると思う。出るんじゃないかな。

でも覚悟は(ry

 

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