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主計ブログ

フリーゲーム『CardWirth』の自作シナリオを公開しています

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ぼくの考えた冒険者の時代とその終焉




なんとなく「こんなんじゃなかろーか」と思ってる冒険者の時代。
以下てきとう箇条書き。

 ※※※

動乱の時代のおわり。
解雇された兵隊や傭兵、わけのわからん有象無象が世にあふれる。

一部の食いつめ者がなんでも屋のようなことをはじめる。
動乱の時代の名残のような時代のニーズに見事に合致して
山賊退治などで名をあげる者も現れだす。
冒険者第一の黄金時代。

(のちの宿の亭主が活躍する)

やがて冒険者の存在が一般化。
実情とかけはなれた過大なロマンの対象になり、
若い冒険者志望者がぞくぞくと交易都市に集まり新たな社会問題となる。

むろん大部分の冒険者志望は箸にも棒にも掛からぬクズのような輩だったが
母数の大きさから、ごく少数の才能あるスター冒険者のような存在も出始める。
冒険者第二の黄金時代。

(のちの宿の亭主が現役引退を決意)


動乱の時代から時を経て少しずつ民生は安定に向かう。
冒険者の活躍も与って平和と安定の時代へ。

(PC♯がリューンを目指して上京)

この頃から冒険者の意識がプロ志向に向かいはじめる。
何でも屋のような存在から怪物退治の専門家へ。
治安が大きく改善されて、冒険者の活躍するフィールドは徐々に狭まっていく。

(宿の亭主がリウマチを悪化させて店を畳む)

交易ルートの警備などが仕事の主流になり冒険者のサラリーマン化が進む。
かつての冒険者のアマチュアリズム溢れる華々しい活躍は夢物語に…


 ※※※

書いてから思ったけど・・・江戸初期だこれ。
殺人剣が平和な時代で精神修養やら武道になったみたいに冒険者という存在も
時代に合わせて形をかえていかざるを得ないんだろうなーと思ったり。

でもまーPC♯の時代が一番おいしいと個人的には思ってます。
時代の流れに逆らおうという姿にこそドラマを感じる。


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高レベル向けシナリオが少ない


少ないですよね。高レベル冒険者向けシナリオ。
レベル10近くにもなるとそれにふさわしい強敵を用意しないといけないし
そのお膳立てとなると、強敵感の演出からなにから水準が上がる一方で
そんなものは当然ながら駆け出しシナリオ作者の手に余るわけで・・・
まぁ少ないのも道理だなと。

こんなにも作成難易度の高いシナリオを増産しろというのは現実的ではないので
 楽チンに実現可能な範囲で手を打てないものか私は考えた!
 
低レベル向けシナリオに、高レベルシナリオ難民を収容する。

やはりこれです。

やり方はとっても簡単!

1.まず低レベル向けシナリオを作ります。
2.依頼時に平均レベル7以上には「お前達には簡単すぎるかな」とか親父に喋らせる。
3.同じく、依頼達成時に「楽勝だったな」とか「ふっ…雑魚め」とかてきとうに冒険者に言わす。

これだけで高レベル冒険者も楽しめるシナリオに早変わりって寸法ですよ!
(あーでも、あまりPCに喋らせるとボロが出やすいのでそこはまぁ…)


「このシナリオ面白そうだな…あっ、でも今低レベルパーティ手元にないや」という流れで積まれるのも
ざらにある話なので、対象レベルの幅が広がるというのはシナリオ的には決して悪い話ではないと思うのです。

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冒険者は強いのか

とても好きなシナリオの中に「冒険者が一般人に負けるか!」というような台詞があって
大変楽しんだのですが、その一言にだけほんの少しだけひっかかりを感じたのを覚えています。

冒険者が腕自慢の一般人に殴り倒されて笑いものになるというのは
割とよく聞くレベルの話なんじゃなかろうか・・・と思っているのです。

冒険者が個人戦闘の巧者でないとは言いませんが、
一対一で決闘すれば騎士には歯が立たず
いくさ働きでは戦争慣れした傭兵に敵わず
うねる海の上では熟練の船乗りや海賊に劣り
盛り場での突発的な喧嘩では、時に市中の荒くれ者にも不覚をとる
そんな程度のものじゃないかと。

じゃあ冒険者の強みって何なのよといわれれば
「うーん、探索?」とかまぁ色々とあるわけですが、突き詰めてしまえば
人外を相手に踏んだ場数の多さと異常事態への対応力に尽きるのではないかと。

とうてい常識では考えられない異常事態が起きた時に、
最初に我に返って自分を取り戻すのはやはり『冒険者』に違いないと。
数秒か、数分か。いずれにせよ僅かな時間に過ぎませんが、その速さこそが最大の武器で
ごく限られた状況下での異常なまでのしぶとさが冒険者を時に英雄の如くなさしめるのではないかと
ひとり思っているのです。

 

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不死者の夏

 

やたらめったらに暑い毎日。皆様いかがお過ごしでしょうか。
近況報告も兼ねて以下つらつらと駄文など。


暑さでうだる頭をかかえて薄らぼんやりと
(吸血鬼シナリオつくりたいなー)なぞと思ううちに、
月日は急流の如く流れに流れて、いつの間にやらはや一週間と幾日か。
ただ思うばかりでは色々とアレなので「不死者の気分」を想像してみることに。
というか、そもそも吸血鬼ってどんな奴らだったっけ??


文字通りの日陰者で世間様からの迫害を余儀なくされつつも
 財産とルックスを兼ね備えておおむね左団扇
満たされない思いと虚無を抱えて
膨大な時間をただ持て余してる
究極の暇人

・・・

まぁおおむねこんなもんでしょうか。
しかし浮世離れしてるようでいて妙に既視感がある気がするなぁ。なんだこの感覚は。
こんな連中どこかにいたような・・・あっ、思い出した。


金も経験も装備もすでに天井
通り一遍のことはやり尽して飽き飽きしてる
いまさら運営(神)には何も期待するところがない
潔く引退するほどの決意があるでもなくただログインだけして放置の日々を送る
かつてMMORPG華やかなりし頃に掃いて捨てるほどいた廃プレイヤーだ!


わーなつかしい。
そして、がぜん沸き起こる親近感。
これはもう吸血鬼シナを作るしかないでしょう。ええ。それはもう。


 

 

 

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異生物とファンタジーと梅雨の空


ファンタジーっつーとアレですよね、あれ。
リザードマンとかドワーフとかエルフとかドラゴンとかなんかそんなの。
人間とコミュニケーションとれるレベルの知的生命体がごろごろといていいですよね。
これこそ現実にないファンタジーの大きな魅力だよなーと思ってます。正味の話。

でもシナ作者的には「ここはうかつに手を出せないぞ」って感じですねー
非人間的な知性って、よく考えなくても扱いめっちゃ難しいじゃないですか。

価値観も感性もほぼ人間そのまんまでガワだけ異生物ってパターンだとラクでいいんですが、そこはそれ。
「言葉は通じるのに話が通じない」みたいな噛み合わなさが欲しいところで、たとえば あのぬるぬるした魚人間みたいなやつ…なんと言ったか…そう!マーマンやリザードマンなんかには ぜひとも意志の疎通を試みる者にまるで昆虫か何かと会話してるような絶望感を味あわせて貰いたいですし、善いとされるドラゴンも言葉の端々に人間を虫けらのように思ってるんじゃなかろうかと思わせるようなナチュラルな傲岸さをにじませてくれると、個人的にグッときます。クリティカルです。
でもそういうのって、きっと、ものすごーく面倒だと思うんで…人間のメンタリティそのまんま流用でいいです。やっぱり。ええ。


…ところでエルフはあまりにも美化されすぎてると思いませんか。
知的で物わかりよくてエコロジカルなナイスガイ的な感じに描かれてることが多いですけど、
うっかり森で「変な帽子」とか「靴の先尖ってる」とか悪口言ったら、いちいち根に持ってすごく陰湿に
呪いで悪い夢を見せたり家畜を病気にしたりするような、理解しがたい、基本的に嫌な連中だと思ってるのですが…

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