フリーゲーム『CardWirth』の自作シナリオを公開しています
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とても好きなシナリオの中に「冒険者が一般人に負けるか!」というような台詞があって
大変楽しんだのですが、その一言にだけほんの少しだけひっかかりを感じたのを覚えています。
冒険者が腕自慢の一般人に殴り倒されて笑いものになるというのは
割とよく聞くレベルの話なんじゃなかろうか・・・と思っているのです。
冒険者が個人戦闘の巧者でないとは言いませんが、
一対一で決闘すれば騎士には歯が立たず
いくさ働きでは戦争慣れした傭兵に敵わず
うねる海の上では熟練の船乗りや海賊に劣り
盛り場での突発的な喧嘩では、時に市中の荒くれ者にも不覚をとる
そんな程度のものじゃないかと。
じゃあ冒険者の強みって何なのよといわれれば
「うーん、探索?」とかまぁ色々とあるわけですが、突き詰めてしまえば
人外を相手に踏んだ場数の多さと異常事態への対応力に尽きるのではないかと。
とうてい常識では考えられない異常事態が起きた時に、
最初に我に返って自分を取り戻すのはやはり『冒険者』に違いないと。
数秒か、数分か。いずれにせよ僅かな時間に過ぎませんが、その速さこそが最大の武器で
ごく限られた状況下での異常なまでのしぶとさが冒険者を時に英雄の如くなさしめるのではないかと
ひとり思っているのです。
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