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主計ブログ

フリーゲーム『CardWirth』の自作シナリオを公開しています

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ゴブリンの洞窟


リューン郊外にある平凡亭。
親しみやすい名の酒場ながら、堅気の者は近寄ろうともしない。
ここは 冒険者を自称する半端者たちの吹き溜まりなのだ。

もやし   「ゴブリン退治か。楽勝だな」
優等生   「最弱の怪物ね」
老いぼれ 「小遣い稼ぎにはなるか」
筋肉    「・・・・」

ありふれたゴブリン退治の依頼を受けて、
チームを組んだばかりの冒険者4人組は
意気揚々と近郊の森へと向かったのだった。


ゴブリンの巣穴に潜った冒険者たちは、
その深部で妖魔の群れと相対した。

早々に先手を打って放たれた「眠りの雲」に襲われ、
4人組は抵抗することもできず、泥人形のように倒された。






ドカッ! バキッ! ゴッ! ドガッ!


筋肉    「・・・!?」

頭部に激しい衝撃をうけて、筋肉の意識が覚醒した。

馬乗りになった妖魔を跳ね除けて起き上がり、周りを見ると、
仲間は囲まれて棒で殴られ、既に半死半生のありさまだった。

筋肉    「おい、生きてるのか」
老いぼれ  「どうにかな」

返事をできたのは、老いぼれただ一人だった。


どうにか妖魔を始末した筋肉と老いぼれは
気絶した2人を見てため息をついた。

老いぼれ  「仕方ない。俺が優等生を担いでいこう」
筋肉    「となると、俺はこっちか…」


担ぎ上げたもやしの体はやけに重たく、
よほど 巣で拾った邪魔な杖 を捨てていこうかとも思ったが
結局、筋肉は 杖ももやしも捨てることなく宿へと帰還したのだった。



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